働きやすい会社とは?「楽に働ける」との違いから考える5つの要素
給与が高い、休日が多い、福利厚生が充実している。どれも働きやすい会社を考えるうえで大切な条件です。しかし、それだけがそろえば、本当に社員にとっていい会社になるのでしょうか。
ココロココが働きやすさを追求する中で見えてきたのは、「働きやすい」と「楽に働ける」は同じではないということでした。社員が安心して自分らしく力を発揮し、会社も成長し続けるためには何が必要なのか。本当の働きやすさを考えます。
働きやすい会社をつくる「5つの要素」
ココロココでは、働きやすさを大きく5つの要素で捉えています。
一つ目は、安心して生活するための給与や賞与という「経済」。二つ目は、休日や柔軟な働き方によって自分や家族との時間を大切にできる「時間」。三つ目は、福利厚生や評価制度などの「制度」です。
さらに、心理的安全性があり、互いを尊重しながら挑戦できる「文化」。そして、自分の仕事や会社の一員であることに「誇り」を持てることも欠かせません。
給与だけ、休日だけを良くするのではなく、経済・時間・制度・文化・誇りが高いレベルでそろい、つながっていること。それが、私たちの考える働きやすさです。
「働きやすい」と「楽に働ける」は同じではない
働きやすさを追求する一方で、ココロココが経営を通じて感じてきた落とし穴があります。それは、「働きやすい=楽な会社」と捉えられてしまうことです。
楽に働けることや、社員の要求をすべて受け入れることが働きやすさになれば、個人も会社も成長できなくなってしまいます。
私たちが考える働きやすさとは、楽をすることではありません。安心して挑戦でき、長く活躍でき、自分らしく価値を発揮できる環境があることです。
同時に、休日や給与、福利厚生を充実させ続けるには、生産性を高め、業務を改善し、利益を生み出す仕組みも必要です。利益があるから社員へ投資でき、社員が成長することで会社も成長する。その循環の中で、働きやすさをつくり続けることが大切だと考えています。
全員を100%満足させることが「社員を大切にする」ではない
社員を大切にすることと、すべての要望を受け入れることも同じではありません。一人ひとり価値観が違い、会社にも理念やビジョンがある以上、全員を100%満足させることは現実的ではないと考えています。
大切なのは、すべての人に会社を合わせることではなく、ココロココの理念やビジョン、目指す成長に共感し、その環境の中で幸せを感じられる仲間が集まることです。
会社が社員に合わせるだけでも、社員が会社に合わせるだけでもありません。同じ方向を向き、「この会社で成長したい」「この会社の未来を一緒につくりたい」と思える関係をつくる。短期的な満足だけでなく、社員と会社がともに成長できる環境を目指しています。
働きやすい環境の先に、一人ひとりの成長をつくる
ココロココには、「年輪のような成長」という考え方があります。会社だけが急成長するのではなく、社員の成長に合わせて組織の成長もコントロールし、一緒に成長していくという考え方です。
そのため、成長の仕組みを「COCOBASE」として体系化しています。理念やビジョン、価値観、制度を理解し、研修や勉強会で学び、現場で実践する。さらに発表や後輩指導などでアウトプットし、昇格やキャリアアップ、新しい仕事への挑戦へつなげていきます。
ただし、管理職になることだけが成長ではありません。介護技術を極める、お客様との関わりを深める、新しい分野に挑戦するなど、その形は一人ひとり異なります。自分で考え、納得し、自分の意思で選択することを大切にしています。
本当の働きやすさを支えるのは「自由と責任」
一人ひとりが自分らしく働ける環境を続けるには、会社そのものも持続的に成長する必要があります。ココロココでは、財務、マーケティング、ブランディング、AIやICTの活用などを通じて生産性を高め、利益を給与や働く環境、人材育成へ再投資しています。
そのうえで、これから大切になると考えているのが「自由と責任」です。会社は社員を信頼し、自分らしく働ける自由を大切にする。一方で社員は、自分で考えて選択し、お客様への価値やチームへの責任、プロフェッショナルとしての役割を果たします。
働きやすさは、単に楽に働けることではありません。経済・時間・制度・文化・誇りという土台があり、その環境の中で自分らしく力を発揮し、自分なりの成長を目指せること。そして社員と会社がともに成長し続けられること。それが、ココロココが考える「本当の働きやすさ」です。